【9日目】龍飛岬~大館
風が強すぎてあんまり眠れなかった
あと、深夜に観光に来た人が、みんな津軽海峡冬景色の碑のボタンを押していくので、その度に曲が流れて石川さゆりに起こされる
7時頃に出発
しばらくは気持ちのいい天気
龍飛岬から小泊村への道は、龍泊ラインと名がつく海沿いの道です
ただ曇ってきたので景色はあんまりでした
最初の目的地は小泊村
ここはなんてことない小さな漁村なのですが、太宰治の小説『津軽』の最後の場面で、太宰と育ての親であるタケが再会する舞台になっています
僕の大学の担当教授の専門が太宰治で、講義の時に熱く小泊村について語っていたので、少し興味がありました
小学校の校庭で二人は再会するのですが、今でも昭和の雰囲気を残しているそうです
という訳で向かってみると
学校立て替え中でした
まあ綺麗な校舎の方が生徒は嬉しいもんね
立て替え中の校舎を臨む太宰とタケのショットを
【今日のソフトクリーム】
・道の駅十三湖高原
味が薄くて水っぽさを感じる
牛乳を推している道の駅だが、牛乳そのままという感じもなく、ミルクっぽさも感じられない
うーん微妙
☆★★★★
ちなみに後ろに写っているのは長い滑り台です
誰もいなかったのでこっそり滑ったら、思ったより怖かったです
十三湖の景色はかなり綺麗
十三湊(とさみなと)があったところだから、とさこって読むのかと思ったら、普通にじゅうさんこらしい
しばらく走ると、次は太宰の故郷金木町に着きます
太宰の生家は斜陽館としてしっかり残されています
大正時代の文豪は、大学に行くお金があるおぼっちゃまばかり
太宰の家もとんでもない豪邸でした
室内の装飾も絢爛豪華
津軽半島一体を仕切ってた大地主だそうです
【今日の秘境駅】
・芦野公園駅
自然の中にある小さな駅
赤い屋根がチャームポイントで、検札ゲートのある雰囲気は、地方の動物園の入口みたい
この公園で太宰治も遊んでたそうです
☆☆☆☆★
・毘沙門駅
こちらは国道からも外れた、静かな森の入口にある駅
車の音もなく、聞こえるのは虫の声だけ
質素なホームだけど、待合室は木で装飾されている
何もせずホームに腰掛けてぼーっとできる、そんな駅です
☆☆☆☆☆
その後は津軽半島を南下し、秋田県へと向かいます
途中しゃこちゃんにも会い
鶴の舞橋にも寄りながら
気持ちのいい天気を満喫していきます
【今日のグルメ】
・たかはし中華そば店
見た目は無骨だか、苦いくらいに煮干しの味が出ている
東京の煮干ラーメンの店とかよりも全然煮干しが濃厚
ここまで来るともはや美味しいかどうかは分からない
いや、多分おいしい
☆☆☆★★
お腹いっぱいにしてから、弘前の中心地、弘前城へ
天守閣は普段本丸の隅にあるが、石垣修理のため移動されていた
瓦は雪国仕様の銅張り、緑色が渋い
外向き二面は破風でしっかり飾り付けしてるのに、内向き二面は窓だけのシンプルな造りが、見栄っ張りでかわいい
城内には日本一太いソメイヨシノの木もありました
うん、思ったほどではないな
将軍杉といい、太い木は微妙かも
疲れてたのでお城でのんびりしてから、南下していきます
そして今日の温泉は、秘湯マニア憧れのここ!
ああああ入れないいい
県外お断りは別にいいけど、頼むから公式サイトに書いておいてくれよ~
お前に会いにこんな山奥まで来たのに
仕方ないから大館市で適当に探します
【今日の温泉】
・大館東台温泉東の湯
設備は公衆浴場だけど、できたばかりで綺麗
お湯はにごり湯で、加水しないこだわりもある
なかなかいいお湯でした
☆☆☆★★
そこら辺の公園で寝ようかと思ってたけど、誘惑に負けて快活へイン
3日連続キャンプは体力的にちょいきつい、2泊キャンプ1泊室内のペースがちょうど良さそうです
これまでもそれくらいのペースでライダーハウスに泊まってたし
んで晩ご飯は豪華海鮮!
まあ美味しかったからいいです
疲れてたので10時くらいに寝ました
199km
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