スーパーカブ50でざっくり日本一周

スーパーカブ50で日本一周したい!でもお金も時間もあんまり無いので、行きたいところ優先で廻っていきます。2021年8月23日八王子発。秘境駅と温泉とソフトクリーム多め

【9日目】龍飛岬~大館

風が強すぎてあんまり眠れなかった

あと、深夜に観光に来た人が、みんな津軽海峡冬景色の碑のボタンを押していくので、その度に曲が流れて石川さゆりに起こされる



7時頃に出発

しばらくは気持ちのいい天気



龍飛岬から小泊村への道は、龍泊ラインと名がつく海沿いの道です

ただ曇ってきたので景色はあんまりでした


最初の目的地は小泊村

ここはなんてことない小さな漁村なのですが、太宰治の小説『津軽』の最後の場面で、太宰と育ての親であるタケが再会する舞台になっています

僕の大学の担当教授の専門が太宰治で、講義の時に熱く小泊村について語っていたので、少し興味がありました

小学校の校庭で二人は再会するのですが、今でも昭和の雰囲気を残しているそうです


という訳で向かってみると



学校立て替え中でした

まあ綺麗な校舎の方が生徒は嬉しいもんね


立て替え中の校舎を臨む太宰とタケのショットを




【今日のソフトクリーム】

・道の駅十三湖高原



味が薄くて水っぽさを感じる

牛乳を推している道の駅だが、牛乳そのままという感じもなく、ミルクっぽさも感じられない

うーん微妙


☆★★★★



ちなみに後ろに写っているのは長い滑り台です

誰もいなかったのでこっそり滑ったら、思ったより怖かったです


十三湖の景色はかなり綺麗



十三湊(とさみなと)があったところだから、とさこって読むのかと思ったら、普通にじゅうさんこらしい



しばらく走ると、次は太宰の故郷金木町に着きます

太宰の生家は斜陽館としてしっかり残されています


大正時代の文豪は、大学に行くお金があるおぼっちゃまばかり

太宰の家もとんでもない豪邸でした

室内の装飾も絢爛豪華



津軽半島一体を仕切ってた大地主だそうです



【今日の秘境駅】

・芦野公園駅



自然の中にある小さな駅

赤い屋根がチャームポイントで、検札ゲートのある雰囲気は、地方の動物園の入口みたい

この公園で太宰治も遊んでたそうです


☆☆☆☆★


・毘沙門駅



こちらは国道からも外れた、静かな森の入口にある駅

車の音もなく、聞こえるのは虫の声だけ

質素なホームだけど、待合室は木で装飾されている

何もせずホームに腰掛けてぼーっとできる、そんな駅です


☆☆☆☆☆



その後は津軽半島を南下し、秋田県へと向かいます


途中しゃこちゃんにも会い



鶴の舞橋にも寄りながら



気持ちのいい天気を満喫していきます



【今日のグルメ】

・たかはし中華そば店



見た目は無骨だか、苦いくらいに煮干しの味が出ている

東京の煮干ラーメンの店とかよりも全然煮干しが濃厚

ここまで来るともはや美味しいかどうかは分からない

いや、多分おいしい


☆☆☆★★



お腹いっぱいにしてから、弘前の中心地、弘前城へ




天守閣は普段本丸の隅にあるが、石垣修理のため移動されていた

瓦は雪国仕様の銅張り、緑色が渋い

外向き二面は破風でしっかり飾り付けしてるのに、内向き二面は窓だけのシンプルな造りが、見栄っ張りでかわいい


城内には日本一太いソメイヨシノの木もありました



うん、思ったほどではないな

将軍杉といい、太い木は微妙かも


疲れてたのでお城でのんびりしてから、南下していきます


そして今日の温泉は、秘湯マニア憧れのここ!



ああああ入れないいい

県外お断りは別にいいけど、頼むから公式サイトに書いておいてくれよ~

お前に会いにこんな山奥まで来たのに


仕方ないから大館市で適当に探します



【今日の温泉】

・大館東台温泉東の湯



設備は公衆浴場だけど、できたばかりで綺麗

お湯はにごり湯で、加水しないこだわりもある

なかなかいいお湯でした


☆☆☆★★



そこら辺の公園で寝ようかと思ってたけど、誘惑に負けて快活へイン

3日連続キャンプは体力的にちょいきつい、2泊キャンプ1泊室内のペースがちょうど良さそうです


これまでもそれくらいのペースでライダーハウスに泊まってたし


んで晩ご飯は豪華海鮮!



まあ美味しかったからいいです

疲れてたので10時くらいに寝ました



199km