風が強すぎてあんまり眠れなかった
あと、深夜に観光に来た人が、みんな津軽海峡冬景色の碑のボタンを押していくので、その度に曲が流れて石川さゆりに起こされる
7時頃に出発
しばらくは気持ちのいい天気
龍飛岬から小泊村への道は、龍泊ラインと名がつく海沿いの道です
ただ曇ってきたので景色はあんまりでした
最初の目的地は小泊村
ここはなんてことない小さな漁村なのですが、太宰治の小説『津軽』の最後の場面で、太宰と育ての親であるタケが再会する舞台になっています
僕の大学の担当教授の専門が太宰治で、講義の時に熱く小泊村について語っていたので、少し興味がありました
小学校の校庭で二人は再会するのですが、今でも昭和の雰囲気を残しているそうです
という訳で向かってみると
学校立て替え中でした
まあ綺麗な校舎の方が生徒は嬉しいもんね
立て替え中の校舎を臨む太宰とタケのショットを
【今日のソフトクリーム】
・道の駅十三湖高原
味が薄くて水っぽさを感じる
牛乳を推している道の駅だが、牛乳そのままという感じもなく、ミルクっぽさも感じられない
うーん微妙
☆★★★★
ちなみに後ろに写っているのは長い滑り台です
誰もいなかったのでこっそり滑ったら、思ったより怖かったです
十三湖の景色はかなり綺麗
十三湊(とさみなと)があったところだから、とさこって読むのかと思ったら、普通にじゅうさんこらしい
しばらく走ると、次は太宰の故郷金木町に着きます
太宰の生家は斜陽館としてしっかり残されています
大正時代の文豪は、大学に行くお金があるおぼっちゃまばかり
太宰の家もとんでもない豪邸でした
室内の装飾も絢爛豪華
津軽半島一体を仕切ってた大地主だそうです
【今日の秘境駅】
・芦野公園駅
自然の中にある小さな駅
赤い屋根がチャームポイントで、検札ゲートのある雰囲気は、地方の動物園の入口みたい
この公園で太宰治も遊んでたそうです
☆☆☆☆★
・毘沙門駅
こちらは国道からも外れた、静かな森の入口にある駅
車の音もなく、聞こえるのは虫の声だけ
質素なホームだけど、待合室は木で装飾されている
何もせずホームに腰掛けてぼーっとできる、そんな駅です
☆☆☆☆☆
その後は津軽半島を南下し、秋田県へと向かいます
途中しゃこちゃんにも会い
鶴の舞橋にも寄りながら
気持ちのいい天気を満喫していきます
【今日のグルメ】
・たかはし中華そば店
見た目は無骨だか、苦いくらいに煮干しの味が出ている
東京の煮干ラーメンの店とかよりも全然煮干しが濃厚
ここまで来るともはや美味しいかどうかは分からない
いや、多分おいしい
☆☆☆★★
お腹いっぱいにしてから、弘前の中心地、弘前城へ
天守閣は普段本丸の隅にあるが、石垣修理のため移動されていた
瓦は雪国仕様の銅張り、緑色が渋い
外向き二面は破風でしっかり飾り付けしてるのに、内向き二面は窓だけのシンプルな造りが、見栄っ張りでかわいい
城内には日本一太いソメイヨシノの木もありました
うん、思ったほどではないな
将軍杉といい、太い木は微妙かも
疲れてたのでお城でのんびりしてから、南下していきます
そして今日の温泉は、秘湯マニア憧れのここ!
ああああ入れないいい
県外お断りは別にいいけど、頼むから公式サイトに書いておいてくれよ~
お前に会いにこんな山奥まで来たのに
仕方ないから大館市で適当に探します
【今日の温泉】
・大館東台温泉東の湯
設備は公衆浴場だけど、できたばかりで綺麗
お湯はにごり湯で、加水しないこだわりもある
なかなかいいお湯でした
☆☆☆★★
そこら辺の公園で寝ようかと思ってたけど、誘惑に負けて快活へイン
3日連続キャンプは体力的にちょいきつい、2泊キャンプ1泊室内のペースがちょうど良さそうです
これまでもそれくらいのペースでライダーハウスに泊まってたし
んで晩ご飯は豪華海鮮!
まあ美味しかったからいいです
疲れてたので10時くらいに寝ました
199km
朝7時頃起床
一面の青空で気持ちのいい朝
のそのそと片付けをしながら、昨日コンビニで買った東北限定っぽいパンを食べました
味はそこそこ
8時に出発して、下北半島を一気に南下していきます
意外と交通量が多くて疲れました
途中なんか大きな音がするなと思ったら、学校の校庭にドクターヘリが降りてきてました
初めて見た光景だった
【今日の秘境駅】
・有戸駅
ドクターヘリの現場からすぐそばにある駅
一応集落の真ん中にあるが、救急車じゃ間に合わないくらいの場所にある集落なのでお察し
なのにやたらに綺麗な駅舎がある
駅寝しやすそうな駅でした
☆☆★★★
さて、青森県は北に3つの半島が突き出ていて、東から下北半島、夏泊半島、津軽半島なのですが、夏泊半島はこの中で地味な存在です
ほとんどの旅人がスルーしてそうですが、天気も良かったので寄り道してみることに
そしたらめっちゃくちゃいい景色に出会えました
一周20kmほど、夏がここに留まっているかのような風景
晴れてたらぜひ行ってみてくださいオススメです!
そして青森市街に突入
まずは腹ごしらえに観光客御用達のお店に
【今日のグルメ】
・りんご箱
貝焼き味噌定食
青森の郷土料理らしい
卵で閉じられているが、中には貝がゴロゴロ入っていて、甘みが感じられる
ごはん何杯でもいけそうな味、おいしい
☆☆☆☆★
食べ終わったら青森駅の近くにあるA-FACTORYへ
ちなみに後ろに映ってる橋は、4年前に徒歩で渡った記憶があります
朝6時とかに寝ぼけながら歩いた気がする
この辺りは綺麗に整備されていて、横浜っぽい雰囲気があります
A-FACTORYはりんごに関する物産がたくさん売られているお土産屋さんです
お酒はシードルが1番好き!な僕はテンション上がってました
試飲はもちろんできないけど、美味しそうなシードルを一本購入
番号が1から15まであって、これは14
800本限定だそうです
あとリンゴのお菓子も買って、今日の夜のおつまみに
ついでに本屋さんにも寄って、日本100名城のスタンプ帳も買いました
明日の弘前城に向けて準備
でももう既に五稜郭のスタンプを取り逃してるんだよな~
まあ行けるところだけ寄り道していきます
現存12天守くらいは廻りたい
そうこうしてるうちにもう14時
まだまだ行きたいとこあるので急ぎます!
まずは三内丸山遺跡
世界遺産に登録されたてホヤホヤ
山奥にあるかと思ったら市街地のかなり近くにあるんですね
縄文人も現代人も住みやすいと感じる場所は同じなんだろうな
ビデオも見たりしてしっかり満喫
さあいよいよ津軽半島を北上していきます
一面の田んぼに北海道新幹線がどこまでも伸びていく
下北半島と違って津軽半島は走りやすい道ですね
【今日の秘境駅】
・中小国駅
小さな集落にある小さな無人駅
こんなんでもJR北海道とJR東北の境目にある駅らしい
黄色い駅舎がトレードマーク
☆☆☆★★
・奥津軽いまべつ駅
ここはずっと来てみたかった
新幹線の駅で日本一の秘境駅です
こんな山道を走ってたら急に現れる白くデカい建物
あれが新幹線駅です
駅前のメインストリート突き当たりには数軒の廃屋
駅前広場にはベンチが3つと錆びたアーチ
北海道新幹線が開通して5周年と書いてありましたが、駅舎はまるで開業したてのようにピカピカです
この駅はもうひとつ見所があって、併走する津軽線の津軽二俣駅とのコントラストを眺めることができます
左の線路が津軽線で、駅は道の駅の裏手にひっそりとあります
右のおっきいのが新幹線駅
ちなみに道の駅はやたらに品ぞろえが豊富で、店員さんも3人もいました
☆☆☆☆★
あと三厩駅が本州最北の駅かと思って記念撮影したら、どうやら違うそうです
そして到着龍飛岬!
時間バッチリ!天気も最高!
ということで急いでテント張って、岬で夕焼けを待ち構えます
ご覧これが龍飛岬北のはずれ
一日の終わりに見る夕焼けはほんと格別
こんな景色を見るために旅してるんだよな~
太陽がおもちゃみたいに近くに見えて、手で掴めそうに感じました
【今日の温泉】
・ホテル竜飛
露天風呂は小さいけどオーシャンビュー
まあ真っ暗で何も見えなかった
お湯はほぼ透明で塩化物系
飲泉もできるけどめっちゃまずいので注意
☆☆☆★★
でブログ書いて寝ようとしたけど風が強すぎる
大沼の時よりもさらにきついです
たまらずトイレの裏手にテントを移しました
213km